Thứ Bảy, 2 tháng 1, 2016

プロ野球「パ高セ低の謎」



プロ野球ジャーナリスト 務台達之
2015年11月05日 05時20分
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 今年の日本シリーズは、ソフトバンクが下馬評どおりの強さでヤクルトを4勝1敗で下し、2年連続日本一に輝いた。ペナントレース前半のセ、パ交流戦も、やはりソフトバンクが優勝し、5位までをパの球団が占めてセ・リーグを圧倒した。パ・リーグがこれほど強くなった要因はどこにあるのだろうか?


強さの源泉は「指名打者制」!?



2年連続で日本シリーズを征し、胴上げされるソフトバンクの工藤監督(10月29日、神宮球場で)


 この強さはどこから来ているのか? 一口で言えば、投打にいい選手がそろっているからだろう。バッターでいえばソフトバンクには3割、30本、30盗塁の“トリプルスリー”を成し遂げた柳田悠岐をはじめ、勝負強い内川聖一、松田宣浩がクリーンアップに並ぶ。日本ハムには若き4番打者・中田翔、西武にはシーズン最多安打記録を塗り替えた秋山翔吾に、ホームランバッターの中村剛也と強打者がひしめく。

 こうした手強い打者に立ち向かう投手も粒ぞろいだ。打者との二刀流で掛け持ちしながら今季15勝で最多勝に輝いた日本ハムの大谷翔平を筆頭に、ソフトバンクの武田翔太、楽天の則本昂大、西武の新人・高橋光成、ロッテの涌井秀章らが、球速150キロ超の速球と抜群の制球力で勝負を挑んでいる。

 つまりは個の力のレベルアップがうまく言っているといえる。その背景はと言えば、1975年からパリーグで採用された指名打者(DH)制に触れないわけにはいかない。

トリプルスリーを達成したソフトバンク・柳田悠岐jav censored online 3




二刀流で活躍する日本ハム・大谷翔平


投手を鍛えるDH制



ロッテ・涌井秀章
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バントか三振が通り相場の投手が打席に立たずに、もう1人打者が加わる野球ということで大味な攻撃野球と見られがちだが、現実には投手を鍛えてきた面が強い。

 7番から始まる下位打線の攻撃を、投手の側から見ればわかりやすい。セ・リーグの投手なら先頭打者さえ抑えれば、まずひと休みできるイニングだ。だが、パ・リーグの投手は、確実にアウトを取れそうな相手投手が打席に立たないから息が抜けない。

 また、セ・リーグの場合、試合終盤、競った展開では、投手に打順が回ると、戦術上、投手のできにかかわらず、代打を送られるケースが多い。しかし、DH制では、投手は戦術とは無関係に、投球内容や疲労度だけを交代の目安とするため、先発投手はより長い回を投げて、経験を積むことができるのだ。

 例えば、今年8月7日のロッテ―ソフトバンク戦で、ロッテは3-5でリードされた七回裏一死、9番打者に打順が回った。投手は先発のエース涌井秀章。ここまで5失点しており、DHがなく、投手が打席に立つならば、当然、反撃に向けて代打が起用され、投手が交代してしかるべきケースだ。しかし、打席に立たない涌井は八回も続投。その裏に味方が逆転し、ロッテは6-5で勝利。涌井は勝利投手となった。ちなみに今季、涌井は15勝でパリーグ最多勝に輝いている。
パ出身投手はメジャーでも活躍



西武・森友哉

 米大リーグに移籍し、先発投手として通用した野茂英雄(元近鉄)、ダルビッシュ有(元日本ハム)、松坂大輔(元西武)、岩隈久志(元楽天)、田中将大(同)らが総じてパ・リーグ出身というのも、DH制で鍛えられたことと無縁ではないだろう。また、DH制であれば、スターティングメンバーから、9人の野手がそろえられるため、当然、打者も出場機会が増える。たとえば、西武の高卒2年目の捕手・森友哉は、打撃力を買われて今季、主にDHとして出場、138試合で打率2割8分7厘、17本塁打、68打点の好成績を残した。巨人の大卒2年目捕手の小林誠司が、70試合の出場に終わったのとは大きな差だ。捕手は経験がものをいうポジションだけに、DH制がなければ、森もこれだけの出場機会は得られなかっただろう。

 今年のセ・リーグでは、こんなケースもあった。8月25日のヤクルト―巨人戦。巨人先発投手の小山雄輝は二回裏の途中、3失点でノックアウト。次の三回表の攻撃で投手に打順が回るため、巨人は二回表に1打席目を終えた7番打者の大田泰示を外し、7番に二番手投手の田原誠次を入れ、9番に亀井善行を据えるという、“二枚替え”作戦を取った。

 この作戦について原辰徳監督(当時)は「あそこはどうしてもね。あそこに(亀井を)置かないと試合が成り立たないんでね。(大田)泰示が悪いから代えたわけじゃない」と話した。つまり、投手を打席に立たせる回数を減らすために、スタメンの野手を交代させる作戦が取られたのだ。


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2015年11月05日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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